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2004年4月

Bell Mobility:サンの導入で先行者利益を獲得

コンテンツ配信プラットフォームの導入で、Bell Mobilityはワイヤレス通信ソリューション市場での優位性を獲得しました。

Bell Canadaのワイヤレス部門で、且つカナダ最大のワイヤレスサービスプロバイダのBell Mobilityは、デジタル携帯電話(Personal Communication Service、PCS)や一般の携帯電話、Webブラウジングやデータサービス、双方向メッセージングサービス、ページングサービス、航空機内通信サービスなど、あらゆる種類の革新的なワイヤレス通信ソリューションを提供しています。Bell Mobilityは、カレンダや電子メールへのアクセスのような生産性アプリケーションも間もなく提供開始します。わずか6週間で、ダウンロード可能なコンテンツは、40から1,800種類以上に増加しました。

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主要ビジネス課題

  • ユーザの要望に応え、カスタマイズおよびダウンロード可能なコンテンツを、いち早く市場に投入する
  • 本格的なコンテンツ配信プロセスのため、シームレスに統合化された環境を構築する
  • 各地の加入者に対して、カスタマイズされた英語、フランス語のコンテンツで支援する
  • 新システムを既存のネットワークインフラストラクチャに統合する

主要製品/ソリューション

  • Sun Fire V480、Sun StorageTek A1000 、Sun Java System Directory Server Enterprise Edition、Javaテクノロジ

主要なビジネス成果:

  • 新たな収益源を創造
  • 短期間での実装および統合の容易さにより市場先行性を獲得
  • エンドツーエンドのソリューションでリソースを最大限に生かし、コンテンツ開発とカタログ化、および配信を自動化
  • コンテンツ登録、検証、収集の自動化により、ユーザの要望に応じたコンテンツカタログを短時間で作成
  • 高速なダウンロードスピードにより顧客満足度を確保
  • エンドツーエンドソリューションによる、本格的なワイヤレスコンテンツ配信プロセスを実現
  • 短期間で容易に統合できる柔軟なアーキテクチャ
  • テストで競合製品の10倍の性能を記録し、顧客満足度を確保
  • Javaコンテンツの普遍性により、新たな携帯端末へのコンテンツ配信の拡大が可能に


Bell Canadaのワイヤレス部門で、且つカナダ最大のワイヤレスサービスプロバイダのBell Mobilityは、PCS(デジタル携帯電話)や一般の携帯電話、Webブラウジングやデータサービス、双方向メッセージングサービス、ページングサービス、航空機内通信サービスなど、あらゆる種類の革新的なワイヤレス通信ソリューションを提供しています。ワイヤレスデータ革新の大手として知られるBell Mobilityは、独自の新サービスを提供することで、400万人を超える優良顧客ベースに加え、新規顧客を引きつけるべく日々奮闘しています。

2003年6月、Bell Mobilityはカナダではじめて、拡張コンテンツダウンロードサービスを導入しました。ワイヤレスユーザは、カスタマイズされた着メロや画像、壁紙、ゲームなどのコンテンツをダウンロードして、ワイヤレス携帯端末を個人仕様化することができます。このサービスの開始以来、カナダ中のユーザが、Sony Pictures Entertainmentが提供しているゲームJEOPARDYや、ベートーベンのソナタ「月光」の着メロや、ホッケーチームのロゴマークのスクリーンセーバなどをダウンロードしています。Bell Mobilityは、カレンダや電子メールへのアクセスのような生産性アプリケーションも間もなく提供開始します。わずか6週間で、ダウンロード可能なコンテンツは、40から1,800種類以上に増加しました。

Bell Mobilityのサービス開発部門アソシエイトディレクタ、Jag Grewal氏は次のように話しています。「当社がコンテンツダウンロードサービスを開始したのは、ユーザの要望に応えるためです。コンテンツをプリインストールしておくのではなく、ユーザがカスタマイズされたコンテンツをダウンロードして、自分の携帯端末を自分でアレンジできるようにしたいと考えたのです。」

Bell Mobilityは、短期間でのサービスの導入、およびサービス開始後の迅速な拡大を目指していました。そのため、エンドツーエンドのコンテンツ配信ソリューションを導入し、コンテンツプロバイダに関連する管理の自動化や、コンテンツとコンテンツダウンロードの管理、顧客管理を行う必要に迫られていました。新規に導入するソリューションには、既存のインフラストラクチャと容易に統合できるような、柔軟なアーキテクチャが必要でした。同社にはすでに、プリペイドおよびポストペイドの課金システム、Sun Java System Directory Server Enterprise Edition、新しいWAP2.0ゲートウェイ、ショートメッセージサービスセンタ(Short Message Service Centers、SMSC)、プッシュプロキシゲートウェイ(Push Ploxy Gateway、PPG)、SMTPソリューションなどのワイヤレスサービスインフラストラクチャがあったからです。また、新しい種類のコンテンツを容易に追加できるような、拡張可能で柔軟性のあるコンテンツフレームワークも必要でした。どのようなワイヤレスコンテンツダウンロードサービスであれ、ユーザに使ってよかったと実感してもらうには、高速性と使い勝手の良さが鍵となります。さらに、英語ユーザとフランス語ユーザの双方に対応するため、複数言語対応のコンテンツ配信をサポートすることも必須条件でした。

本格的なコンテンツ配信エコシステム

Bell Mobilityの拡張ダウンロードサービスの心臓部は、コンテンツ配信プラットフォームで、ワイヤレスサービスの運営業者がダウンロード可能なコンテンツを加入者に配布する複雑さに対処できるようにしています。コンテンツ配信サービスは、サンのSolaris 8オペレーティングシステムを搭載した4台のSun Fire 480サーバ上で稼動しています。うち2台では、BEA WebLogicアプリケーションサーバが稼動し、残り2台ではOracle 9iデータベースサーバが稼動しています。このデータベースには、顧客の連絡先、課金、サービスプランなどの詳細情報が格納されています。

Sun Java System Directory Server Enterprise Editionは、ユーザ認証とサービスプロビジョニングの管理を行っています。また、400万人を超えるBell Mobilityのワイヤレスユーザの情報を、集中的に保存しています。コンテンツ配信サービスへの発注から課金までの複数のアプリケーションが、加入者の認証のためにSun Java System Directory Server Enterprise Editionを活用しています。

収益性の高いパートナーシップの構築

コンテンツダウンロードサービスの評価は、提供されるコンテンツそのものです。Bell Mobilityのようなプロバイダは、パートナー企業によって制作され、登録されたコンテンツのアップロードやテスト、管理を、効率よく行う必要があります。Bell Mobilityでは、コンテンツ配信プラットフォームのカタログマネージャ機能を利用して、コンテンツプロバイダの管理やコンテンツの検証と認定、コンテンツ一覧の作成と管理を行っています。コンテンツプロバイダは、Bell Mobilityのコンテンツプロバイダポータルにあるアップロードウィザードを使って、コンテンツを登録するという仕組みです。

カタログマネージャによるコンテンツの検証と認定では、バイトコードの検証やウイルスチェックが実施されます。また、ダウンロード時間を短縮するためコードを最適化し、コンテンツがコンテンツプロバイダのプランに一致するようAPIフィルタリングも行います。多くのコンテンツはJavaベースなので、一度検証を行えば、Bell Mobilityはそのコンテンツが、多数の携帯端末にダウンロードするのに適したものであることを保証できるのです。

コンテンツプロバイダ側では、コンテンツの履歴や状態を表示させて、登録コンテンツをモニタすることができます。また、詳細なダウンロードレポートを作成できますので、コンテンツプロバイダの料金計算に利用できます。コンテンツ配信プラットフォームとカタログマネージャを利用することで、Bell Mobilityはコンテンツ登録と評価のプロセスを簡易化し、コンテンツ開発者とコンテンツ収集者との関係の自動化を図ることができました。Bell Mobilityがサービスを急速に拡大できるようになったことで、ユーザも多数のコンテンツを利用できるという恩恵に浴しています。

柔軟で効果的なカタログ管理

適当だと判断されたコンテンツは、カタログマネージャに保存され分類されます。カテゴリ管理は柔軟にできており、一つのコンテンツが複数のレベルで、いくつかのカテゴリに分類される場合もあります。そのためBell Mobilityは、コンテンツを一度登録しておけば、さまざまな方法でカテゴライズしたり、市場に出したりできるのです。ユーザがBell Mobilityの広範なコンテンツカタログを検索するのも容易になり、検索スピードも向上します。

カタログマネージャは、複数種類のコンテンツ管理もサポートしています。コンテンツ配信プラットフォームは拡張コンテンツフレームワーク機能を備えており、 ダウンロード可能な新しいコンテンツ、既存コンテンツ、その他のコンテンツのサポートを追加することができます。システムインテグレータの助けを借りる必要もなければ、ダウンロードサービスが中断されることもありません。このような柔軟性のおかげで、Bell Mobilityはコンテンツの種類に関係なく、最良のサービスとコンテンツをユーザに提供できるのです。

カタログマネージャはコンテンツ編集機能も備えており、アプリケーションへの価格付けや販売促進を一度行うだけで、加入者の携帯端末の性能に合わせて、違うバージョンを配布することが可能です。Bell Mobilityは、そのコンテンツを使用してより広範な顧客をサポートでき、将来新しいタイプの携帯端末が登場した場合にも対応が可能です。

効率的なオンラインコンテンツ店舗を創成

Bell Mobilityはコンテンツ配信プラットフォームのベンディングマネージャ機能を用い、ユーザがダウンロードできるように同社Webサイト上でコンテンツを公開しています。また、「お試し」サービスや「着メロ試聴」サービスを開発し、ユーザがコンテンツを試してみることができるようにしました。このことも、Bell Mobilityが新コンテンツの購入を促進させた要因の一つとなっています。

Bell Mobilityはコンテンツの表示を、いくとおりにもカスタマイズすることができます。たとえば、コンテンツ配信プラットフォームは、IslandTel Mobility、MTS Mobility、MT&T Mobility、NBTel Mobility、NewTel Mobility、SaskTel MobilityなどのBell Mobilityのパートナー企業にコンテンツを拡大しています。これにより、これらのパートナー企業は、自前のインフラストラクチャを構築していないにもかかわらず、現在、加入者にコンテンツのダウンロードサービスを提供しているのです。

各プロバイダはベンディングマネージャを使用し、共通のバックエンドであるカタログマネージャを活用して、カスタマイズしたコンテンツやアプリケーションのブランド化や宣伝、価格付けを行ってユーザに提供していることになります。Bell Mobilityはコンテンツ配信サービスを新たな消費者に拡大し、その過程で貴重な収入源を獲得しました。また、全国の顧客もBell Mobilityの豊富なコンテンツにアクセスすることが可能になりました。

ベンディングマネージャは課金プロセスの自動化のため、Bell Mobilityの課金システムに統合されています。ベンディングマネージャのディジタルロッカー機能により、コンテンツへのアクセス権が保持され、アクセス制限やアプリケーションの使用が実施されています。

さらに、ベンディングマネージャはデバイスベースの加入者ポータル機能を持ち、複数のダウンロード方法を提供しています。そのため、コンピュータでも携帯端末でもコンテンツをダウンロードできるユーザにとっては、ダウンロード手順が容易になります。また、加入者ポータルはローカライズされており、加入者は言語を選択してページを表示させることができます。つまり、ケベックの加入者はフランス語で、バンクーバーの加入者は英語でコンテンツを見ることができるのです。さらにベンディングマネージャは、加入者が自分の機器に適合するコンテンツだけを見られるようにもしています。

容易なフルフィルメント

コンテンツ配信プラットフォームのフルフィルメントマネージャ機能は、機器の互換性を確保するため、Sun MIDP OTA 1.0プロトコルをサポートしており、複数種類のコンテンツを提供できるようになっています。また、フルフィルメントマネージャはユーザ情報の認証のため、Sun ONEディレクトリサーバソフトウェアに組み込まれています。したがって、アプリケーションのダウンロードや実行の前に、加入者の認証やコンテンツのアクセス権チェックを自動的に行うことができます。

市場への早期投入の利点

Bell Mobilityは、コンテンツ配信プラットフォームを短期間で実装できたことから、カナダで初めて本格的なコンテンツダウンロードサービスを提供するワイヤレスプロバイダとして、市場に先行導入することで優位に立つことができました。同社は市場の先導者あるいは革新者としての名声を維持し続け、コンテンツ配信市場の将来的な方向性を定めるまでになっています。同社の努力は、全国の新し物好きのユーザの心をつかんだことで報われました。これらのユーザは新サービスを熱狂的に受け入れて、自分の携帯端末に独自の個性を与え、携帯端末の新機能を活用したのです。Bell Mobilityのワイヤレス技術担当副社長Brian O'Shaughnessy氏は次のように話しています。「コンテンツ配信プラットフォームは、当社の資源を最大限に生かす本格的なソリューションであり、強力なコンテンツ配信ソリューションを短期間で市場に投入することができました。市場で先行したことで、当社は業界トップの地位に返り咲いたのです。」

また、コンテンツ配信プラットフォームの優れた柔軟性により、Bell Mobilityは同社のコンテンツ配信プログラムがどのような方向性をもったものであれ、それに合わせてソリューションを拡張することができます。Grewal氏は次のように話しています。「コンテンツ配信プラットフォームは、多様なコンテンツフレームワークをもっているので、将来に渡って当社のコンテンツ配信プログラムを支えてくれるでしょう。携帯端末がもっと進化しても、コンテンツ配信プラットフォームがあれば、当社は携帯端末の新たなオプション機能を活用してユーザにより良いサービスを提供できると考えています。」

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