Solaris 10 はシステム&ネットワークパフォーマンスの飛躍的な向上や高稼働率を達成し、TCO のさらなる削減を実現する次世代 OS です。本コースでは、Solaris 8 や Solaris 9 のサポートやシステム管理をされていた技術者を対象にSolaris 10 でのさまざまな新機能や旧バージョンの Solaris との変更点を紹介します。また、新機能ではゾーン機能(Solaris コンテナ機能)、セルフヒーリング機能、DTrace 機能など、Solaris 10 の斬新で魅力的な機能を紹介します。
※本コースのゾーン機能の章では「Solaris 10 コンテナ(ゾーン)」(SA-230-S10)と同じ内容のドキュメントを使用して、短時間でコンテナ(ゾーン)機能を紹介しています。
そのため、本コースの受講後に「Solaris 10 コンテナ(ゾーン)」(SA-230-S10)の受講は不要ですのでご注意ください。また、既に「Solaris 10 コンテナ(ゾーン)」(SA-230-S10)を受講された方は、内容が一部重複いたしますので、ご了承ください。
対象者
- Solaris 8、Solaris 9 環境でのシステム管理経験、サポート経験があり、Solaris 10 環境においても同様な業務を行う必要のある方
- Solaris 10 の導入/移行を予定しており、新機能についての技術的な知識を必要とされている方
上に戻る
前提条件
このコースを修得するためには、以下のスキル/知識が必要です:
- 「Solaris 9 システム管理III(SA-299)」、または「Solaris 8システム管理」(SA-288-1)を受講済、または同等の知識をお持ちの方
- 「Solaris 9 ネットワーク管理基礎」(SA-090)、または「TCP/IPネットワーキング」(SA-010)を受講済、または同等の知識をお持ちの方
上に戻る
習得できるスキル
- ゾーン機能
- 最小特権機能の理解
- FMAとSMFの理解
- DTraceの理解
上に戻る
トピック
実習環境
上に戻る
コース内容
「ゾーン機能」
Zoneとは、1つのSolaris OS 上に提供される独立したコンピューティング環境です。動的なZoneの提供により、リソース利用の最適化、稼働率の向上、コストの削減が実現できます。またZoneにおける障害が他のZoneに影響しないゆえに、高いセキュリティを維持することができます。この章ではZoneの概要から定義方法や管理方法を紹介します。 ※ この章では Solaris 10 コンテナ(ゾーン)コースと同じ内容を時間を短縮して紹介します。
- ゾーンのコンセプト
- ゾーンの構成
- zonecfgコマンドの使用
- zoneadmコマンドの使用
- ゾーン環境へのパッケージのインストール
- ゾーン環境でのバックアップ/リカバリ
- ゾーンのリソース構成
認証に関する強化」
Privilege(特権)とは、オペレーションを実行するためにプロセスが必要とする個別の権利です。Solaris10においては、Privilege の乱用を防ぐために「最小限のPrivilege」の提供」を実施しています。この章では、Privilegeの管理やKerberosの概要、パスワード最大文字数の変更など、Solaris 10における認証に関する新機能を紹介します。
- パスワードチェック
- 最小特権機能(Least Privilege)
- Kerberos対応強化
「ファイルシステムの強化」
ZFSは Solaris10で提供されるSPARCおよびx86プラットフォームの両方をサポートするファイルシステムです。ZFSの利用によりSPARCサーバからx86サーバへのディスクの移動が容易に行えるようになります。またZFSは管理作業の軽減化、セルフヒーリング機能、無制限のスケーラビリティを提供します。なお、SunはUFSをサポートし続けます。ここでは、 ZFSの概要とUFSの新機能を紹介します。
「FMA と SMF」
Solaris10に実装されるセルフヒーリング機能を紹介します。これはカーネルによって装備される、予見能力を備えたセルフヒーリング機能でありPredictiveSelf-Healing (PSH)と呼ばれます。
- FMA (Fault Management Architecture)
- SMF (Service Management Facility)
「DTrace」
DTraceはSolaris10 で提供される新しいダイナミックトレーシング機能です。カーネルやアプリケーションを対象に実行することができ、各種ボトルネックの検出、傾向パターンの分析に基づいた性能の最適化、異常動作の検出、データ分析結果に対するアクションの実行などを実現できます。この章では、 DTraceの概要とDTraceがもつ各種機能の使用方法を紹介します。
- DTrace機能
- DTraceアーキテクチャ
- DTraceパフォーマンスモニタの理解
- vminfoプロバイダによるパフォーマンス問題の調査
- sysinfoプロバイダによるパフォーマンス問題の調査
- ioプロバイダによるパフォーマンス問題の調査
- システムコールの情報取得
- Dスクリプトの作成
上に戻る
|